beat sb hollow

ただひたすらに戯言を

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人間

いきなりの訃報による葬儀から帰ってきました。

いんや~・・・疲れマスター。

今回の事はいろいろと考えさせられたなぁ。

小さい頃にじいちゃんとかが亡くなったトキとかって、確かに悲しみは今と同じなんだけども、ただ悲しいだけだった気がする。

大人になってから近しい人を亡くすと、それプラスいろんな事考えるし、いろんな感情が湧いてきたりする。

死ぬ。

単純、だけど深い。

何してたって、結果的には死ぬ。みんな同じ。例外なし。

でも、それまでの人生をどう生きてきたのか、どう人とかかわってきたのかで、全然死に様って変わるんんだよなぁ。

事故であれ寿命であれ、人生を終えたときに、故人の人生が意味のあるものだったのかどうかってーのはわかるね。わかっちゃうね。わかっちゃうんだよ。

母方の実家のおじさん。いわゆる母方の方の本家の跡取り。
母方親戚の全員の長兄にあたる人。

みんなから『とうちゃん』と言われて頼られて慕われて尊敬されてた。

ウチの母ちゃんは出棺のときにまだキレイな顔をさすりながら、『とうちゃん。ありがとね。ありがとね。』と何回も何回も繰り返して涙を流し続けた。

気丈なウチの父も、『とうちゃん』の顔を長い間無言でただただ見つめながら泣いた。

両親が泣くのを見るのは、これで生涯2回目。

母方の実家は代々の農家。

『とうちゃん』は結局75歳になった今でも、変わらずに野菜を作り続けた。

生涯イチ百姓だった。

夜、親戚一同でワイワイと飲みながら、最後の瞬間の間際に『とうちゃん』がもいできてドロを洗った枝豆をみんなで食ってた。

すげぇ甘くてうまかった。そこらへんじゃーまず食えないと思った。

つい今し方まで、そんないい仕事してた『とうちゃん』本人はいない。

『どうだよ?うんめぇか。』って、とうちゃんが言ってらぁ。
と、ウチの母は言ってた。

『とうちゃん』は、いっつもちょくちょくできた野菜をウチに持ってきてくれてた。

あの取りたてのトマトやもぎたてのキュウリも食えなくなっちゃった。

息子はいるけど、跡取りはいない。

主人を亡くした畑は、ただただ静かに広がっている。
ビニールハウスには、きゅうりがたくさん熟れていた。
本来なら昨日あたり、取り入れてたのかな。とうちゃんが。

『おーい!いるかやー!』っていう、あのとうちゃんの声がウチの玄関にこだまする事はもうないけど、一生耳から離れない。

と、言いながらまた母はしんみりしてた。


人って本当に簡単に死ぬんだよなぁ。

毎回誰かが死ぬたびに思う。

思うけど、いつしかまたその思いを薄めてしまっている。しょうがないのかねぇ。

悪いトコなんて1つもなくたって、ついさっきまで普通に話してたって、死ぬときは簡単に死ぬよ。あっさりとナンの障害もなく。ビックリする程あっけなく。

オレは宗教に興味もあんまないし、坊さんの言葉に重い真実を感じたりするタチではないんだけど、1つだけ坊さんの言葉で心に残った言葉があった。


人生には3つの『さか』がある。

1つは上りざか

もう1つは下りざか

最後は『まさか』

まさかの悪い事もあれば、当然まさかの良い事もある。

ただ、この『まさか』というものが絶えず当たり前のように人生につきまとっている事を忘れちゃイカンらしい。

誰でも死ぬなんて事はわかりきってるハズなのに、みんなその事実を見まいとしながら日々なんらかの欲望に追われながら生きていく。

故人の死というものは、それをあらためてちゃんと認識させる為にあるんだよ、と。


『そんな普通の事・・・』と普段なら思ったかもしれないけど、今回の件があった後だからナンか素直に受け止めてしまった。


まー、とにもかくにも『とうちゃん』の一生は格好良かったんだと思った。
その一生をかっこわるいと思ってる人間は、周囲に1人もいないだろうなぁ。

それが『とうちゃん』の生きてきた道のりの結果だったんだなぁ。すげぇなぁ。


あらためて思う。

みんな限られた時間をすり減らしながら生きてる。

1秒1秒、人生の残り時間は減っていく。

努力しててもダラダラしてても、メシくってても、まばたきしてる間にも減っていく。

だからって焦ってすぐにアレしなきゃ、コレしなきゃってなモンでもないが、生きていられる時間を大切に思わなきゃぁなぁ。


オレも死ぬときには自分なりの結果出してぇ。

後になにか残してぇ。カタチに残らないものでもいい。


死んだ後、後に残った人の心にいろんなものを残した人ってのは、やっぱかっこいいんだと思う。

薄っぺらい人間じゃー無理だ。


なんか湿ーっぽい日記になっちゃったけど、今回は『とうちゃん』へのオレなりの追悼の意で。

別に人を感動させようとか、人を沈んだ気持ちにさせようとか、意図があっての内容じゃないから。



葬儀場の宴会から帰るときに、冷酒の小瓶を1本みやげにもって帰ってきた。

今日はコレで一杯やりながら、ちょっと懐かしい想い出にひたろう。
『とうちゃん』は本当に酒が大好きな人だった。


そんで明日からはまた日常が戻ってくるよ。
今のオレの日常、その積み重ねがオレの人生。

精いっぱいオレはオレの人生を生きるぞー。

いつかオレが逝くときが来て、そしてオレの何かが次の世代に引き継がれていくまで。

いっぱい積み重ねておかなきゃーな。
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  1. 2006/08/01(火) 03:20:51|
  2. 日記
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

お疲れサマ&ご冥福をお祈りします。

ごくごく私事ですがー、またバンドメンバーが変わったんだけど
今回はいなくなっても誰も一切とがめない、反対なしで
人に尊敬される人とそうでない人て…
と思ってたのでこの日記は「だよね」とすごく納得デス。
  1. 2006/08/01(火) 11:38:15 |
  2. URL |
  3. KAY #-
  4. [ 編集 ]

俺も今までに4度、近しい人の死に立ち会ったけど、本当に人ってあっけね~。
あっけない死が、せめて薄っぺらい物にならないように、そう思えるように生きようと思います。
御冥福お祈り致します。
  1. 2006/08/01(火) 21:09:45 |
  2. URL |
  3. ぺ #-
  4. [ 編集 ]

ご苦労様でした。

あたしは中学生の頃お爺ちゃんの葬式に行った以来です。
命の重さを忘れないように、もっと周りの人や自分を大事にしてあげたいと思います。
御冥福をお祈りします。



  1. 2006/08/02(水) 00:41:55 |
  2. URL |
  3. AP #-
  4. [ 編集 ]

KAY→ありゃまぁ。なかなかスムーズには行かないもんですな・・・。死別でなくとも、自分の周りからいなくなるのがとても惜しい人間って、何気に大切な人なんですなぁ。忘れがち。

ぺ&AP→やっと終わったよ。もろもろ。かっこいい生き方しようね。がんばろ!
  1. 2006/08/02(水) 01:48:15 |
  2. URL |
  3. た #-
  4. [ 編集 ]

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